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文学談話室

おもにシナリオ脚本を中心に小説・音楽・旅行記など書いています

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現代若者ことば字鑑

少し大きい文字

1 「いけてる」

いけてるは、垢抜けしている、かっこいい、など昔はいかしてる、いかすといっていたことばが死語同然となっていけてるに変わったことばである。
今日では非常に多く使われている

日常の生活の中で、「その服結構いけてます」、「この料理いけてます」という具合に用いる。
またいけめんということばがあるが、いけてるめん(men)を意味し、テレビで聞かない日はないほど頻繁に使われている。

テレビドラマの使用例、

NTV「働きマン」で新人田中(速水もこみち)が「これ誰が書いたか知りませんが結構いけてます」とベテラン女性記者働きマン松方弘子(菅野美穂)にいい、弘子は「私が風呂にも入らずに3日間渾身こめて書いたこれ、軽くいけてる」と呆れ顔で田中の持ってる記事を取って「ご意見ありがとう」という具合に展開している。

2 「意味わかんない」「わかんな~い」

最近テレビドラマを見ていると、やたらに「意味わかんない」が一人歩きをしているようだ。
元はといえば、相手が話していることに対して「意味がよくわからないけれど」という否定の形のことばである。

しかし、最近は、たんに話していることに対して意味がわからないという表現のほかに、もっと広義な意味で用いられているようである。
たとえば、相手が行った行動に対して不可解なときに「意味わかんないし」とか、異性間でどちらかが悪気がなく取った行動に「意味わかんないし」とか、自分を中心になにか相手からの提案が受けにくい、否定したいと思うときにも「意味わかんない」と用いているように思われる。その意味でも新しい若者ことばといえよう。

3 はじまった

はじまったは解説するまでもなく物事のはじめての状況を言っている。
このことは今も昔も変わりはないがなにか自分にとって不利だと思われるときたんにはじまったというようである

テレビでの使用例

NTV「働きマン」で父が喫茶店で「妹の結婚が決まったぞ、お前はさきを越されて恥ずかしくないか」といわれたことに対して弘子は「はじまった」といっている。



3 「そっこう」

そっこうとは漢字で即行、即攻などの意味に用いる。
迷わずすぐに行動を起こす意味である。

テレビドラマの使用例

NTVTVドラマ「働きマン」で、友人の結婚式に招かれた弘子が、「今夜は久しぶりに腰を落ち着けて飲むぞ」と友達に言ってるのに、「私たち終わったら即攻だし、」「だんな子供が待ってるし、独り者はいいね」という意味に使われている。

4 「ダメだし」

元はといえば、演劇、舞台関係などで使われていたことばが、テレビのドラマなどに使われて一般に広がった用語である。
もともとは、ここのところはダメだからもっと強調してください」とかダメだから~してという意味で使用される。

テレビでの使用例

ドラマなどではNTVテレビドラマで弘子の家に泊まってうるさく娘に言ったのに翌日「だってお父さんダメだしばかりするんだよう」といってダメなことを言ってしまう、「不利なことを言う」など、広義な意味で使われるようになってきた

5 空気読まない「空気読まないKY」

空気を読むということばは以前からもずっと言われてきたことばであるが、あるときにはその場を読めないとかいう意味も使われてきて混乱していた。
ところが最近、マスコミに取り上げられて、またテレビドラマでも取り上げてきていて空気を読まないという形で用いられ、女子高生の間では空気K,読むYを取って、「KY]という言葉で使われてくると俄然流行語らしくなってくる。

意味は、広範囲に用いられるが、その場での皆の雰囲気とか意見をまったく無視してしまうのを、「まったく空気を読めないんだから」という風に使われる。

テレビでの使用例

NTVの「ハケンの品格」でも、ハケン社員の大前春子に部長が「大前さん本当によくやってくれて上のほうにも通じていて、契約を延長したいだけど」と言うのに対して、春子が「私は契約どおり3ヶ月で去ります
」と答え、なぜかねと部長が尋ねると、「理由は二つあります、私がこのままいると社員が私を頼りすぎて働かなくなります」と答え、正社員の黒岩匡子が「まったく、空気読まないんだから」というように使っている。

6 コンビ二ことば「よろしかったでしょうか」

近頃コンビ二ストアー・レストランなどで、例えば買い物をし1000円札を出して店員に示すと、「1000円からでよろしかったでしょうか」と言う風に盛んに用いる

また、郊外レストランに入り、食べる物をオーダーすると店員が「ハンバーグにポテトスープに野菜サラダ、コーヒーですね、かしこまりました」と一応お客の注文を聞いてから「以上でよろしかったでしょうか」とここでも相手に対して強調のことばを用いているようだ。

「~からでよろしかったでしょうか」と言われると、つい出したお金のほかに財布のお金を見る事もある。かなり強調したことばと言える気になることばでもある。

従来は、買い物をすると「1000円お預かりします」とか「1000円でよいでしょうか」という具合に相手の出したお金を肯定する形で使われてきた。

テレビでの使用例

NTVテレビドラマ「anago」で
野田奈央子(篠原涼子)に朝、会社で朝食を食べてるのを見て
「あの朝ご飯は・・・」と切り出したら立花が新入社員黒澤明彦(赤西仁)に「ああ、先輩にも勧めなさい」といい、黒澤が「梅もありますけど、鮭もありますが梅でよろしかったですか」というように用いている

7 「微妙(ビミョー)」

微妙という意味は、本来は国語辞典によれば①美しさ・味わい・状態などの細かなところに重要な意味がこめられていて、口で言えないとか一口にこうだと言い表せない状態を指していうこと、②どっちともはっきりいえない様子を指す意味で用いる。金利の引き下げは微妙とか用いる。
最近は微妙をカタカナで「ビミョー」とカタカナでも表す。
意味としては、どちらともいえないような状態をいう。自分にとってはどちらともいえないとか、感情面でどちらともいえないとか、人とか物とかが好きか嫌いかどちらともいえない微細な状態など悪い状態のときでも微妙(ビミョー)と悪い意味で多く用いるようになった。


8 「超」(ちょう)

これまで超ということばは普通考えていた限度をはるかに越えたという意味で超特急とか超越とかいう意味に用いてきた。
三省堂国語百科事典によれば、「超」は①基準・限度を越えたという意味で「超高速」「超満員」が事例に挙げてあり、②超越するで超党派という具合にすべてを含んで賛成も反対も超えてという意味、俗語としてとても、とびきりという意味があって、超うまいとか反対に超まずいという具合に用いる。そのほか超過するという意味もあり二千円越えたという意味で用いることもある。
これが若者ことばになると、「超まずい」「超まずっ」「超最悪」「超むかつく」という具合に悪いことを最高に表現する用い方に変化してきているのである。

9 「~する人」

「~する人」とは名詞、格助詞で自分を第三者に見立ててそれをあいまいなぼかした表現で用いるように変化してきている。

 従来は、「船を動かす人」とか「火事の火を消す消防士」とか明確に第三者が何か行為を行う意味で用いてきた。

最近は、自分のことを「~する人」だからという形に推量して使うことからこれをぼかして例えば「私的には料理が好きな人で」「「私とか夢を追う人みたいな」とか「僕的には日本食的なほうが好きな人」とか専ら自分のことを表現するのであるが、あらかじめそれがわかりきっていることでも、その意味で曖昧にしてしまうことである。従来は若者に多く使われてきたのだが、次第に中高年者にまで広がってきており、「私は部屋をきれいにする人だけど、旦那は散らかしても平気」・・とか今の不確実性を象徴してか拡がってきている。

10 「来た、来た」

来たということばは、従来は「彼が来た」とか「犬が我が家にやって来た」とか人物・動植物、自然界の現象、事物などがあるところからどこかに移動した場合の表現法である。

まれに電気がびりびりと感じることを「ああ、電気がびりびり来た」と使うこともあるが、そのことが原因である状態になることをいうこともある。
これが最近「来た、来た」という形で例えばなにか相手から自分にとって都合の悪いこととか欠点を指摘されたときに「あっつ、来た来た」という形で表現されるように変化してきているのである。

自分のことを言われてやっぱりかというときの意味で「来た、来た」と反抗的な態度を表すことばとして表現されるように思えるのである。

ただ、これは母親が子供に「表で遊ぶんだったら先に宿題やりなさい」といわれて昔なら「はい」とか「わかった」とかいうであろうが、今は「ほら来た来た」というのであろうか。

テレビでの使用例

ドラマの中で農家の長男に嫁いで3年後、一郎の母から「明子さんあなた本当にお料理が上手になりましたね?」とほめられて嫁の明子は「本当ですかお母さん、ありがとうございます」といったんは喜ぶのですが、「それだけお料理が上手なのに一郎は疲れた顔をしてますよ」と遠まわしに子供ができないのはそのせいといいたいことを察して「ほら、来た、来た」という

12 「やばっ」「やばい」

従来は「やばい」はなにか見つかったらまずいとか取り返しがつかないとか否定の意味で使われていた。
例えば「明日までに宿題やらないとあの先生はうるさいしやばいよ」とか「見つかったらちょっとやばいけど」とかいずれも危険性を含んだ行動のときに使用していた。今もこの用法は変わらなく使っているが、最近は「やばっ」と想像も付かなかったとか言う意味で使われることが多くなってきてこのことばがきわめて多様性を帯びてきている。

例えば、食べ物を食べて思いもよらないほどおいしいことを「このラーメンやばっ」とか桃を食べて「う~ん、この桃やばっ」という風に使用することがある。
「やばい」でなく「やばっ」という風に用いるようである。

テレビでの使用例

TBSテレビ「花嫁は厄年っ」で明子(篠原涼子)が
はじめて一郎の桃農家にバラエテー番組放送のために
駅で降りて桃を買って食べて「やばっ、この桃おいしすぎ」という具合に用いている。

13 「~れる」

食べれる・着れる・掛けれる・行けれるといういわゆる「ら」抜きことばは完全に定着したようだ。
すでに各出版社が出している種々の国語辞典にも取り上げられていて食べられる・着られる・掛けられるという「ら」語は完全に死語となった感がある。
もうことばづかいをうるさくされるアナウンサーでさへ「はい、そちらに1時間くらいで行けれます」と言ってるのである。

それにしても私が学生のときは学校で、ら・り・る・る・れ・れと四段変則活用を厳しく教えられて文法の用法に従ってことばの使い方をうるさく指導されたものである。四段変則活用を覚えてそれを実際のことばに当てはめるのは以外に大変だったことを今でも覚えている。

テレビでの使用例

TBSの「花嫁は厄年っ」で農家の長男として3ヶ月花嫁に修行している武富明子(篠原涼子)に長男の母親安土幸恵(岩下志麻)が浴衣を持ち出して「あなた、浴衣一人で着ることできますね」と聞くのに対して「はい、着れます」と答えて「あなた、らが抜けてます、着れるでなく着られますです」と苦言を呈す場面があるがすでに完全に定着した「~れる」と使う度に正しくは「~られる」と考えている人が何人いるだろうかと思うのである。

14 「~過ぎ」

最近テレビを見てると若い人の番組、ドラマにしても「~過ぎ」ということばがよく使われている。
従来は「仕事をやり過ぎだった」「遊び過ぎて疲れた」とか~過ぎの次にその理由がはっきりと述べられていた。またその行為はあらかじめ予見できなくて結果がそうなったということである。
最近の過ぎの用法は、すでに現象・結果が説明されているのを「~過ぎ」ときわめて広範囲に使うようになってきた。

テレビでの使用例

TBSテレビ「花嫁は厄年っ」で明子と一郎の弟、次郎との会話の中で次郎が例えば「あんたはわかり過ぎ」「それは出来過ぎ」「あんた少しわからな過ぎ」など、きわめて「~過ぎ」は広範囲に使用されるようになったようだ。

15 「どたきゃん」

ドタキャンとは改めて解説する必要もない新語でわかりやすいことばである・
土壇場でキャンセルされたという意味である。
従来は、すっぽかされたとか約束を破られたという具合に使われていた。

旅行業界、芸能界といろいろなところで使われていたという説があるが、旅行業界ではたしかに予約していたものの出発前日旅行ができなくなり、土壇場でキャンセルされたことをドタキャンと短くいうようになったことは容易に理解できるし、芸能界に置いても出演交渉、放送予定が土壇場でキャンセルすることもあるだろうからこれらの業界からケータイなどでドタキャンが一気に使われるようになったのかも知れない。

テレビドラマの使用例

NTVテレビ「働きマン」の一部で働きマンの雑誌記者弘子(主演:菅野美穂)がいつも仕事優先に頑張ってきたが恋人新二から仕事の都合であえなくなったと打ってきたケータイメールを見ながら「ドタキャン」という具合に使っている。

16 「いい感じ」

いい感じとは文字通りのことばである。
以前は感じがいい、あの人感じがいいとかいう意味で使われてきた。
いい感じは人・物・雰囲気など、すべてのものに使われてきて日常生活の中に深く定着しているがすべてのものがいい感じと表現すると繊細な表現が世界的に見て美しい日本語の表現も必要とも思う。

、温泉を訪ねて和室から月に照らされた日本庭園を眺めて「ああ、いい感じねえ」、グルメ探訪でおいしい中華料理をたべて「いい感じ」ともう何回も聴いたのである。「いい感じ」という表現は例えばおいしい料理に店内部の雰囲気(ムード)とかここで食べるのに全体のからだで感じるすべてを捉えていい感じというのであり、それを一言で表現するのであろう。
でも、このいい感じも乱用は避けたいものだと思った。

例えばどこか遠くに旅に出かけて「いい感じ」をそのつど使っていたら旅先にしかない日本とか外国独特の趣き、風情・食物を見逃してしまうのではないかと思う。
「いい感じ」も簡明でよいこともあるが、時には美しい景色とか食物とか日本語の持つ美しい表現を工夫して使い感性的にも情緒的にも秀れたいと思う

テレビでの使用例

TBSテレビ「花嫁は厄年ッ」で若い女性が桃農園の一郎を訪ねてきてお風呂に入り「湯加減どうですか」とたずねているのに「ああ、いい感じです」という場面があった。

また、NTVドラマ「働きマン」でも雑誌編集の弘子の恋人新二がお菓子屋でケーキを買うのに
店員から箱にケーキを入れて見せられたとき「ああ、いい感じです」といっている。

17 KY式「ローマ字略語」

最近女子高校生を中心にローマ字の頭文字を取った独特なことばが流行っていてケータイとかに利用して仲間同士のコミュニケーションを図ってるようです。
その種類は相当多く、ついに最近ローマ字日本語辞書が刊行されたぐらいです。

たとえば、もうすっかり有名になったKY「空気読まない」など、
最近のことばでは、JK「女子高生」MK5「まじ切れ5秒前」とか、辞書にするローマ字日本語を募集したら3万件集まったそうでこれからも無限に増えていくのではないのだろうか。
さらに若い人同士のグループ間にしか通用しないローマ字日本語も登場し、それがグループ間のコミュニケーションにもなっているようである。

KYは空気読まないですが、KYは「部屋が汚くて苦労読めるよ」とか「彼はやめた」、「こいつはやばい」:とかいろいろ作れるわけで、ことば遊びの範疇ならばよいとは思いますが、やがては広がりすぎると判別困難で意味がないものになるかも知れない。、
ローマ字を取ってそれを読むということは目新しいことではありません。ずっと以前からあったし、今も続いているものがある。

たとえばY.K.Kというファスナーは有名であり、また、結構鉄道ではローマ字を取って読むことが多い。
TKKは東京急行電鉄株式会社、KHKは京浜急行電鉄株式会社という具合である。
また有名なテーマパークはTDL、東京ディズニーランドは広く知られるところだ。

しかし、ローマ字の頭文字を取って日本語にするとなるといくらでの自分で新語をつくりだすことが可能になり際限なく作っていくことにより、日本語自体が崩壊するのではと心配する人もいるようだ

18 「それが何か」

元はといえば昨年NTVで放映されたTVドラマ「ハケンの品格」で30もの資格を持つスーパーハケン大前春子が使ったことば「それが何か」から来ていてあっというまに拡がった。
たとえばドジな新米ハケンがタクシーに記録したCDロムを置き忘れ、廃車処理される寸前に
クレーン免許を持つ大前春子がタクシーを持ち上げて救い、社員からほめられたのに「それが何か」と冷静に冷ややかに答えているといった具合である。
この新語昨年の新人賞にノミネートされる勢いだった

「それが何か」と簡単なこのことば、賛否両論があるようだ。
一生懸命に話しているのに「それが何か」の一言で切られてはたまらない、でも、大前春子は自分をほめずに話をして「それが何か」ということばはすっきりしているとかいろいろな見方があるようである。

19 「でも、そんなの関係ねぇ~」

お笑い芸人小島よしお氏がさかんに使用し今年大流行として一挙に広まった。
このことばは賛否両論があるだろうが、僕は問題を持っていない時と悩みを抱えてる時に用いる場合によってはいわれた人は衝撃も大きいと思うのだが。
もっとも小島氏の「そんなの関係ねえといったあとで「おっぱピー」と軽く行っているので、そういう意味で乗りがいいと若者中心に受け入れられているのであろう。

先のその場の雰囲気を読まないことを「空気読まない」といい、この言葉が同じように使われることもあろうが、前者のほうがまだ柔らかな感じになる。
友達同士で冗談を言っていて、「でも、そんなの関係ね」ならばジョークで笑いにつながるだろうが、父親が息子のために一生懸命になって何かを教え諭す時に、子供が「お父さん、そんなの関係ねぇ・・・・」といったとしたら、それまでの苦労が一瞬にして砕けてしまうような強烈な言葉であるのではないだろうかと思えてくる。

20 「~じゃん」

いわゆる「~じゃん」(いいじゃない)ということばは昔から使われてきた。
このことばのルーツを調べると私の住んでる横浜ことばから派生している。

文明開化で横浜は外国からあらゆるものが入ってきて外人居留地となった。日本人がはじめて長崎とともに外国人と接してきた地であり、案外今使われていることばが横浜ことばとして定着したのかも知れない。
昔、一時「ハイカラ」ということばが使われてしゃれてるとかセンスがあるという名称で用いられて当時の今風ことばであったであろうが、調べてみると明治時代、開港した横浜は当時和服をまとっていたが、調べてみると、明治時代、開港した横浜は当時和服を男女まとっていたが外国人の洋服・ワイシャツ姿、中でもカラーが高くとても日本人には素敵な姿に移り英語の「ハイカラー」High Colorがいつの間にかハイカラと変化したといわれる。

さて「~じゃん」であるが、今日では「まあ、いいじゃん」「自分でいいじゃん」
「騒いでもいいじゃん」「何だっていいじゃん」「気楽でいいじゃん」「休んだっていいじゃん」「気楽でいいじゃん」「休んだっていいじゃん」「「普通でいいじゃん」「下手でいいじゃん」「暇でいいじゃん」と枚挙に暇もないくらい使われている。

「~じゃん」にかをつけて「いいじゃんかよ」となるともっと意味が強調されてきて相手にその行為をはっきりと認めさせることになる。

横浜の近郊では、「~だべ」とローカルカラーたっぷりのことばが使われており、この「だべ」は関東地方の広い地域で使われ、時として若者の今風ことばでも「~だべ」と使うことがあるようである。
そうなると、今のことばも結構地方のことばから派生しているのかも知れないと親しみを感じるのである。

21 「系」

私は鉄道ファンなので「系」ということばは古くから用いてきたおなじみのことばでもある。例えばJRの電車の分類に100系新幹線とか113系近距離電車とか用いてきた。
この「系」は一般的に何かを分類する意味で最近は使用されている。何でもあらゆるものを分類するために系を用いている。
例えば、「アキバ系」「オタク系」「なごみ系」「癒し系」「渋谷系」果ては食べ物の「カレー系」とかなど若い人は何でも分類するときに系を使うようである。系の使い方に制限はなく自分でなにかを分類して表現するために用いるためにことばの使い方の制限はないようである。また全体の雰囲気を伝える~っぽいみたいなという感じを系で表現することもあるように思える。

22 「べた」

べたという語源は、どうも新聞のべた記事、つまり最下段の「ありきたり」とか「つまらない」あまり報道価値のない記事をさして言うようである。
それから変じて、最近は「当たり前」とか「無難」とか言う意味に用いられ、いい意味での「王道」常識内とか、常套とかいう意味とも理解されている。

テレビでの使用例

NTVテレビドラマ「働きマン」(菅野美穂)で、親が「早く結婚しろとうるさいのよね」とまゆが言ってるのに、「歳を取ってくるとお見合いしろとかうるさいし」と田中(速水もこみち)が言うのに対して、まゆが「いまどき、そんなべたな人がいるの」といった具合に使っている。
出版業界で、べた記事というのはつまらない、ありきたりの記事というときに用いているようである。

23 「ありえない」

ありえないは、自分が考えていることとまったく想像がつかなかったときに「ありえない」と使うことばである。
以前は、なにか言われて「そんなことありえない」という具合にありえない理由を明確にしていたのだが今は「ありえない」と一言で強調された形に変わってきているように思える。

テレビドラマの使用例

NTVドラマ「働きマン」で、弘子の父が上京してきて、父にあって「お父さん泊まるところホテル頼んだの」といってるのに対して、父は「お前のところに泊まる、お母さんもそういうものだから」と答えたので、弘子はまさか自分のところに泊まることは考えもつかず、一言「ありえない」といっている。
「ありえない」は相当広い意味で使われているようである。

24 「どんだけぇ~」

元はといえば、新宿あたりの夜の歓楽街で使われていたが、その後テレビでおなじみのIKKOが使い始めて、以来拡がって、一般に使われるようになったといわれている。

そういえば、テレビ、ドラマで頻繁に使われるようになってきている。
意味は「どれだけ」という感嘆詞の時に用いるが、また、相手を非難するときにももといられるようである。

例えば、従来だと「ごめん遅くなって」、「どうしても会社ではずせない急用で」と言い訳する男性に対して女性がいろいろいう。、「どれだけ待ったと思うの?」「もい30分よ、こんなに待たせて、もう」、それが、今はすべてを「どんだけ~」という一言で怒りを表現する。
を「どんだけぇ~」と一言で相手に感じさせるような口調で使われる。

テレビでの使用例
TBSテレビ「花嫁は厄年っ」で首都テレビアナウンサー竹富明子(篠原涼子)が一郎に「私どんだけ~したの」という具合に用いている。

25 「~じゃないですか」

従来は、「私は会社員じゃないです」とか「スポーツは見るのは嫌いじゃないです」と言う風に否定または肯定されて用いられてきた。

ところが、最近は~ないですの次にかをつけて~ないですかと言う風にあらわすようになってきてる。
例えば従来ならば「私ってお菓子が好きです」と表現法では、単に卵焼きが好きな事を相手に示すだけであるが、これ好きじゃないですかという表現になると、自分の好きな食べ物を示すだけでなく、ついお菓子を食べ過ぎたときなど、謝る意味もかねてしていたのが「私ってお菓子が好きじゃないですか?」と自分を強調して極端に言えば相手を強く失敗したものを相手に説得させる強調の意味を持っているように思えるのである。
新しい日本語の一つであるといえよう

26 モトカレ、モトカノ、元カレ 元カノ

一番わかりやすいことばでありモトカレ・モトカノは元の、過去付き合っていた彼であり、彼女である。
モトカレは元カレとモトを元と漢字で書くという人もいる。

私が20歳台のときはどちらかといえば親友にも周りにもたとえ付き合っていてもそれをはっきりといわなかった時代であった。

ともあれ今は若者の間で「元カレ、元カノ」ということが出来て明るい開放的な雰囲気で暗さがない。

テレビドラマの使用例

NTVテレビ「CAとお呼び」で、キャビンアテンダント
(観月ありさ)が飛行機に乗っていて元つきあっていた学校時代の彼にあって、同僚に元カレよといっている。
また、TBSテレビ「花嫁は厄年っ」で一郎が
「お前は元かのだ、ただの元かの、それだけ」
と明子に言っているし、明子も元カレだからといろいろな場面で使われている

27 しかとする

三省堂書店の大辞林を検索してみるとこの難解用語が掲載されている。
最近の辞書はかなり現代的な新語・俗語まで幅広く掲載されている。

しかとするとは、花札の十月(もみじ)の鹿が横を向いている、そっぽを向いている、つまり無視していることからシカ(鹿)と(十)するから着ていることは以外であった。

テレビドラマの使用例

NTVテレビドラマ「ハケンの品格」でスーパーハケン大前春子がS&F社に勤務して社員の東海林主任が来て「働かないのか、給料もらってるんだろう働けよ」というのに無視をするので「お前、しかとするのか」とつまり「無視をするのか」といっている。

28 タイマン張る

このことばほど難解と正直に思ったことはなかった。
たいまんということばは怠慢(怠ける)と取られがちだが相手と堂々と勝負を挑む、対するという意味に用いられる。
たいまんを対面という風に理解してみると意味がわかりやすい。
しかし一般的には使われていない。

テレビでの使用例

NTVテレビ「anego」で立ち飲み酒場で「それだったら堂々とタイマン張ったらといっている。

29 ふたまた、さんまた

ふたまたとは、同時に二つのことを掛ける意味で昔から使われてきたことばである。

たとえば「俺、早稲田と慶応二股掛けている」といった具合に大学受験に両方の大学を掛けることを指す。

最近では同時に二人の人を好きになるといった時に用いるようである。

テレビの使用例

NTVのテレビドラマ「働きマン」でまゆが喫茶店で泣いているのを見て弘子が「まゆなんで泣いているの、ああ、田中か、この間二股して、ああ、あれもそうだ健二、三股で浮気の理由を聞いたら逆切れされてそれでも忘れられないといってたああ、あいつのこと」という具合に用いている

30 萌えっ

萌えということばを辞書で引くと萌えるとたとえば
若葉が萌える、生き生きとしているさまを表しているようである。

従来の使い方は、新緑の萌え出ずるというようにあたりが新緑で包まれて生き生きと覆っているという意味で使われてきた。

萌えっが広くあらゆる人に知られるようになったのは
秋葉原のメイド喫茶、コスプレ姿の女の子が「ご主人さま、いってらっしゃいませ、お帰りいなさいませ」
とにこやかに話しかけるところから、アキハバラで萌えっと若い人の間で言われて着ているようである。

萌えっと言うことばは意外に表現することが難しいが
各々個人によって差があろうが、ことばに出来ない心の燃焼してみたいような気持ちを表しているように思えるのである。

31 重い
国語辞典によれば、重いとは

① 目方(重量)が重い 荷物が~
② 動きがにぶい(動作)
③ 気分がさっぱりしない 頭が~ 気分が~
④ 物事の程度がはなはだしい
  容易でない 解決できないなど。
を意味する。

最近は「重い」とか「空気重い」とか全体のその場の雰囲気とか人の状態を指していう。

テレビでの使用例

NTV「anego」でハケンの佳奈が会社に出社してきて
皆だまって仕事をしていると
「どうしたんですか、何か空気重いですね」
といっている。

32  きれる

きれるを三省堂国語辞典で引けば、
切れる(電灯が)切った状態になる(電気を)、はなれる、関係がまったく壊れる(夫婦関係が)
期限が切れる(貸借が)終えることが出来ない(食べきれない)など、実にさまざまな意味で用いる。

しかし最近は抑えていた感情が、腹が立って我慢が出来なくなるとうい意味(障害、果ては殺人にいたるまでのさまざまな過程がある)が一番適していて新聞・雑誌・テレビで最近は日常茶飯に使われている。

また、逆ぎれといって相手と話をしていたら逆に相手が切れてしまったという使い方もあるようである。

33 むかつく

むかつくとは国語辞典ではむかむかする、吐き気がするという意味であるが、最近は自分がいやなことを表現する際にいろいろな意味で使われている。
さらに最もいやだと表現する意味で超をつけて「超むかつく」という意味で用いる。

34 だっちゅうの

ことばには一時すごい流行ったことばがあるが時代とともに使われなくなって死語となったものがある。

90年代に流行った「だっちゅうの」もそうである。
~だっちいうのと本来は使われていたのが同じ意味で
~ちゅうのという具合に使われる。

35 ナウイ

90年代盛んに用いられたナウイはいまや死語となりつつある。
ナウイはNOWといが合わさってかっこいいことの意味に使われていた。
ことばも時代の変化とともに死語となるものが多い。

36 バックれる

バックれるとは「知らばっくれる」の意味が詰まったものでとぼけるとかさぼるとか広い意味で使われている。

ばっくれるはたとえばNTVテレビでは「ハケンの品格」で
東海林主任がスーパーハケン大前春子が無視したためなにばっくれると言っている。
また同じ「anego」で婚約者斉藤から今度和食にお誘いします」と外国からメールが来たのに対して斉藤が女性がいることを知り「斉藤さん、なにバックれてるの」という具合に用いている。

37  きゃら
キャラクターの略で性格、性質である。
略してきゃらという具合に使う
たとえば「お前そういうきゃらか」「きゃらじゃない」とかいう風に用いている。

テレビでの使用例

NTVテレビ「anego」で東京駅で新入社員黒澤(赤西
仁)が奈央子に「今からきゃら変えようと思っても無理です、あねご」といっている。

38  個

~個ということばは~個上、下という具合に用いられる。
たとえば年令を自分は~個上とか下という風に用いている。

テレビでの使用例

NTVテレビドラマで野田奈央子と新入社員黒澤の間でしばしばいろんな場面で用いられている。
黒澤が奈央子を慕う場面で奈央子が「10個上のおばさんからかってどうするの(10歳上)、とか「10個下の子供とでは」という具合に使っている。

39 乗り

三省堂国語辞典によると、
乗りとは乗る(車に乗る)、調子(彼の歌は調子がいい)、乗りがいい(化粧の乗りがいい)という具合に用いる。

最近は、ここから乗ってるとか乗りがいいとか乗ってるとかいうように用いている。

40 マジ

まじとは真面目の略でありまじはもう一般的に拡がって会話の時に最も多く使われている。

まじと「それマジっ」単体で使われるほかに「超まじっすか」(真面目な話ですか)という具合に用いている。

テレビでの使用例

NTV「anego」PART2で、
モンゴルへ赴任していた黒澤が遭難したことを知って奈央子は出かけるのですが途中でばったり黒澤に会い
奈央子は会社であなたが遭難したといって大変なのよ
・・・」と苦情を言ってるのに黒澤が「マジっつすか」と驚く場面でいってます。

41 突っ込み

突っ込みは昔から使われてきたことばで取り立てて話題にすることもないが、いろいろな意味で使われているので入れた。
たとえば「突っ込みいれろ」とか「そこが突っ込み」とかいう風に用いているようである。

テレビでの使用例
NTV「anago」で奈央子がお見合いに敗れて黒澤が心配している場面で「ぼけも突っ込みもなくて悪い、ごめん」といっている。









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2010-12-21 Tue 19:53 | | #[ 編集]

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